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【医療介護】【音楽楽器】星藤野のブログ

都内病院勤めの30代MSWクラリネット吹き。 ①医療・介護に関する話題 ②音楽・楽器に関する話題 よろしくお願いいたします(*'▽')

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認知症になる前に考えておきたい三つの事
今や日本は超高齢化社会。しかもこれがピークでは無いと言うのだから恐ろしい話です。
 
そして、人は老いれば死ぬ……前に厄介な病気を発症します。身体も弱るのですから致し方が無い。
 
脳血管疾患、骨折、肺炎、癌、上げればきりもないですが、そういった病気との戦いが老後の生活となるのです。
 
そんな中、おそらく多くの介護者が困難に直面する病気があります。
 
認知症、今日はその話をしたいと思います。
 
【自分は関係ないと思っているあなたに】
 
三つの事を上げる前に、まずはどんな病気かをざっくりと説明します。
 
といっても、病気の症状やらなんやらは私もドクターではないので、専門のサイトを見て頂いた方が良いでしょう。ここではもうちょっとわかりやすい数字の話です。
 
まず、現在65歳以上の高齢者に関しては予備軍を含め25%以上の方が認知症を患っています。
 
5人に1人は認知症なんですよ。思ったよりも確率高いですよね。
 
まあ、65~70歳だけで見れば全体の3%程ですけどね。それでも学校の1クラスに1人は65歳になれば認知症を発症するのです。
 
85歳以上は、もう半数が認知症です。
 
自分は頭の回転が良いから発症しないとか、予防はしっかりやっているとか、そんなことを言う人もいます。しかし認知症と頭の回転の良さは関係ないですし、様々な対策のほとんどは全く因果関係が判明していませんからね。焼け石に水な話ですので、自分は将来認知症になるものだと考えましょう。
 
また、自分はそんな長生きしないから関係ない事だ、などと考えている人もかなり甘いです。現代医学は発展しまくっていますので、そう簡単に死なせてくれません。10年前には助からなかった命も、10年後には何とかなってしまったりしますからね。認知症になる年齢までは生き抜くだろうと考えた方が、可能性としては高いと思います。
 
そして、発症してからではまともな意思決定ができないのがこの病気の恐ろしいところ
 
だからこそ、今の内からなった時の事を考えておくのです。
 
【Ⅰ施設入所を検討しておく】
 
今のあなたがまともだったら、まずは将来的に家族の世話には極力かかりたくないと思うかもしれません。
 
特に愛する配偶者や子供には苦労を掛けたくないでしょうし、ある程度の親戚には迷惑をかけられないと考えるかと思います。
 
反面、出来る限り家族との時間を共にしたいと考える人も多いでしょう。
 
是非ともそういう思考が出来る間に、自分が認知症になった後は施設でいいのか、出来るだけ自宅で面倒見てほしいのか、あらかじめ検討しておく必要があります。
 
まだまだ認知症なんて先の話……と思いたいとは思いますが、若年性認知症などは40歳から発症する可能性があります。正直なところ、明日認知症になるつもりで物事考えた方が無難です。
 
あなたが認知症になった時、そこが家か病院か施設かは解りませんが、間違いなく「家に帰りたい」「ずっと家に居たい」と話すでしょう。
 
認知症とは、わけもわからない状況になって自身の不安が増大する病気です。不安な時人はまともであろうがなかろうが、自分の安心する場所に帰りたいと思う生き物です。
 
あなたがまともであれば、「みんなに迷惑はかけられない」と判断も下せるでしょう。
 
しかし、認知症になったら最後、そんな冷静な判断はできません。あなたはただただ我儘に、だれを気遣えることもなく「家に帰りたい」と泣き叫ぶのです。
 
正気のうちに家族には、自分が認知症になったらどうしてほしいのか、しっかりと話しておきましょう。
 
【Ⅱ財産分与とか使い道とか】
 
もしあなたに幾ばくかの財産があって、それを将来的にどうしたいかというプランがあるのであれば、前もってしっかりと遺書なりなんなりを残しておくべきでしょう。
 
通常、遺書というのは急死した場合に扱われるもののように思われるでしょう。しかしながら、急死の可能性よりも認知症になる可能性の方がはるかに高いです。その準備として、ある程度若い時でも自分の財産の見通しがついたら検討すべきです。
 
認知症になると、まともな判断が下せなくなります。下手をすると、周りに良い様にコントロールされ、好き勝手に遺言を残させられることだって考えられます。
 
ただ、そうはならないように、認知症などの判断能力の是非が問われる状況の人の遺言や遺書は有効的ではないと判断される場合もあります。
 
そういった場合、親族に後見人となってもらい、様々な手続き等をお願いするわけですが……、その人選も認知症になった後ではままならないでしょう。
 
まだ頭のしっかりしているうちに、遺書でも遺言でも、そして何かあったときに誰に後見人をお願いするのかと、しっかりと先を見据えて決めておくべきでしょう。
 
何も決めていなければ、どんな仲の良い家族であろうが争いは起きます。財産関係の方針は、早めに決めておくに越したことはないのです。
 
【Ⅲ自動車免許、運転をどうするか】
 
これだけ社会問題になっているのに、いまだに高齢者の運転事故は後を絶ちません。
 
各メーカーは必死で事故を起こさないシステム作りを模索していますが、それも大きな成果を得られるのはまだ先でしょう。
 
1人頭の事故が減ったところで、高齢者自体が増えているのですから減少させることすら困難なのが現実です。
 
一番の対策は高齢者が、自ら運転を止めること。しかし現実はそうそう簡単にやめられない。
 
ちなみに、ある統計では、高齢者になればなるほど運転技術に自信を持ち若者であればあるほど自信が無い、という結果が出ていたりします。
 
ある程度まともな高齢者ですら、そんなトンチンカンな意識を持つ結果が出てしまうのです。認知症になった高齢者など、さらに厄介な自身を持ってしまうことも多いのです。
 
あなたが認知症になった時、家族がいかに必死に説得しても「自分は大丈夫」と言い張ってしまうでしょう(認知症でなくてもそうかもしれませんが)。
 
しかし、すでにあなたの判断能力は無いですし、しかし家族としても言い張られるとなかなか取り上げるに至れないことも多いです。
 
しっかりと自分がそうなってしまったときに、免許を取り上げられるように家族に相談しておきましょう。
 
あなたが70歳、80歳で事故を起こしたところで、あなた自身の余生はすでに残り少なくあきらめもつくかもしれません。しかし、あなたの家族の人生はまだこれから。そんな家族の人生をめちゃくちゃにしたくなければ、今すぐにでもそのことについては話し合うべきでしょう。
 
 
 
 
いかがだったでしょうか。
 
3つにまとめてしまいましたが、これ以外でも自己判断で決めたいことは様々あるかと思います。
 
自分の終末期をきれいに終えられるよう家族の未来を滅茶苦茶にしないよう、皆さんも今の内から家族で話し合うといいかもしれませんね。
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