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1/11のブログで書いた記事の続きです。
「介護保険が無い状態で入院しちゃった」
入院の内容にもよるんですけどね(;'∀')まず結論から言いますと、入院前より動きが悪くなっていたりしたら、とっとと申請に行くべきです。
「いや、回復するから大丈夫」
「使い始めたら最後、どんどん身体が怠けてダメになる」
とか、そんなご意見をよく聞きますが……。
とっとと申請しに行ってください(`・ω・´)
何故かというと、主治医の先生も入院中は入院先の主治医の先生になりますので、書類も早く出来ます。
認定調査時も、病院に居れば間違いない情報を調査員に伝える事が出来ます。日々の様子は看護師さんがちゃんと説明してくれますからね。
そして一番の理由としては、入院直後ならば高いランクの介護度が出る可能性が高いのです。
もちろん、退院後生活が安定してくれば、更新の時にランクが下がる可能性もありますが……。
ただ本文の始めにあげましたよく聞くご意見、病気と言うのはそんなに甘いものではありません。病気やケガが100%回復することは稀ですし、そもそも100%回復するまで病院は退院を待ってはくれません。
回復中の身で家に帰って、誰の手助けも無しに生活が出来ますか?
「入院期間が短すぎる!」
ただし、どうしても大慌てで介護保険の申請をしても、入院中に結果が出るとは限りません。と言いますのも、これは病気やけがの種類にもよりますが、1か月も入院できる可能性はかなり稀だと考えた方が良いからです。
介護保険が使えないと帰れない、なんとか結果が出るまで入院させてくれないか。
そういう要望もよく聞きます。
しかし、病院の種類にもよりますが、新しい患者は次々来ます。
申し訳ありませんが、容体は落ち着いたのに日常生活動作の面で家で暮らせないから置いてくれと言うのは、普通の病院では通用しないご要望と言わざるを得ません。
だからこそ、もしもの時のために速めに使える体制にしておくことが重要ですし、出来るだけ早く使えるように入院したタイミングで申請をすることが重要だったりするのです。
「介護保険の結果が出ていない状態で帰された」
困りますよね。ですが、これは現実に頻繁に起こるケースですですが、安心してください。
介護保険というものは、「申請した日から利用できるサービス」です。
結果が出ていなくても、ある程度の「見なし利用」が出来るのです。
まずはお住まいの近隣の「地域包括センター」に相談しに行って、退院直後にサービスを使う相談をしましょう。
ただし、これにはリスクがあります。
おおよその「見なし、見込み」で利用するので、その予測が外れてしまうと、使い方によっては利用料を10割請求されてしまう可能性が出てきます。
つまり「要介護2の見込みで利用していたら、結果は要介護1だった。多く使い過ぎた部分は1割負担にならず、全額自費負担になってしまう」と言ったケースになる恐れがあるのです。
もちろん、サービスを組み立てるケアマネージャーはプロですし、そうそう見込みが外れる事はありませんが、やはり危ない橋を渡る可能性がある事に変わりがありません。
この制度をあてにするのは避けた方が良いでしょう。
「少しでも何かを感じたら介護保険申請を」
介護保険は何もできない老人が使うもの。そういう風に考える方も多いです。しかし、介護保険の区分にある「要支援」という言葉からも解るように、介護保険はあくまでその人の生活を支える為の制度です。
また、要支援の方が利用するサービスに関しては、介護予防サービスという名称も用いられます。
要は、介護にならない為の予防としてのサービスという事です。
人は何時しか老いますし、そのタイミングなんて自分自身では絶対にわかりません。
ほんの少しのことで良いのです。最近ふらつきが出てきたとか、物忘れが始まったとか、些細な事でもまずは相談をしに行くことが重要です。
普段からそれを心がけていれば、きっともしもの時に自分の生活をそのまま続ける事も出来るでしょう。
皆さまのより良い在宅生活を祈ります。
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