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【医療介護】【音楽楽器】星藤野のブログ

都内病院勤めの30代MSWクラリネット吹き。 ①医療・介護に関する話題 ②音楽・楽器に関する話題 よろしくお願いいたします(*'▽')

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ニュース紹介【FNN PRIME】より~在宅介護の限界か
今日はこんな記事を見かけたのでご紹介します。

「介護の文句言われ...」65歳妻を逮捕 74歳夫は死亡

こういう記事を見るたびに、在宅介護ありきで考えてはいけないのかなと思います。

確かに住み慣れた場所で生活することは、高齢者の精神面の負担も少ないと思います。思った以上に「ここに住んでいる」と言うのは心の安定になるのかなと、以前訪問診療の仕事をしていた時に感じる毎日を送っていました。

しかし本人は良くても、介護者はどうなのでしょうか?

介護の負担と言うのは、想像を絶するものでしょう。毎日毎日、気の休まる時間も無く、食事、トイレ、入浴、ご家庭によっては介護保険サービス利用も使わない事もあるでしょう。

正直、一概には言えませんが、そんな日々を過ごし続けるのが本当の幸せなのでしょうか。

もちろん、まずは介護保険サービスの利用を進めるべきでしょう。デイサービスやショートステイを利用するだけで、家族の負担はかなり軽減されます。

しかし、それでも殆ど毎日介護が続くのは間違いない。

私が施設を進める時、必ずご家族様に話す事があります。

「一緒にいる時間を増やしたいですか? それとも、笑顔で一緒にいる時間を作りたいですか?」

両方を作るのはとても難しい話をします。どちらか片方を作るのが精一杯のことだと話します。

施設に行くという事は、何も介護の否定的な話では無くて、一生懸命頑張ってきた家族介護の延長線上にある幸せの一つの方法だと話します。

そしてこうやってずっと介護をしてきたご家族は、きっと施設に人とも上手く関係を作っていけるのではないかと思います。

私としては、在宅介護を頑張ってやってきた家族程、施設を勧めたいと思います。

介護の辛さを知らないご家庭の人が施設に入ると、家族によっては「介護をしてもらって当たり前」的な考えに落ち散る事があります。それも無理はないのです、介護の辛さなんてやってみて初めて分かりますから。

ですが、介護をずっとしてきたご家族ならば、施設のスタッフに感謝もしますし、介護の大変さも分かり合えます。もちろん、適当な介護に関してはクレームをしても良いですが、ちゃんとした介護に対しては一定の理解と受け入れが出来るでしょう。

施設入所をしたとしても、やはり家族の力は偉大です。これからも本人のために手伝っていただく必要も出てくるでしょう。その為、施設側の職員とご家族の関係は、今後の利用者本人のためにも良くなくてはいけないのです。

もちろん、介護を知っているからこそ細かい所までクレームチックになってしまうご家族も居なくは無いですが……。それでも家族が介護を理解しているのは、両者の大きなアドバンテージになる筈です。

だから介護を頑張られているご家族様には、施設入所に対して必要以上に怖がらないでいただきたいです。

これも一つの選択肢であり、そうすることによって全ての人に余裕は生まれると思います。

在宅介護ありきでは無くて、施設入所も視野に入れて今後のことを考える事をお勧めします。

そうすれば、少なくともこのような痛ましい事件は減ってくれるのではないかなと思う次第です。


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